彼猫


「あぁ〜ちょっと待って!祢六起こしに行かなくちゃ。」




祢六の鞄を近くにいた一茶に持たせた。




「…何これ?」


「何って、祢六の鞄。」


「見れば分かる。何で俺?」


「近くにいたから」




一茶の顔を見るとかなり呆れ顔だった。




何よ!


そんなに持つの嫌なわけ!?


あんたがそこにいたから悪いんでしょ!




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