彼猫


じっと私を見つめる祢六。


えっ・・・



立川くん?




「何が?」


「ラブレターの差出人?」



私をじっと見ている祢六はいつもの可愛いらしい感じではなく、真剣な瞳だった。



何・・・?



いつもの祢六じゃない…



「ど、どうしたの?」



いつもとは違う祢六の瞳に動揺してしまう。



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