*君の瞳に乾杯ッッ*〜恋した君は年上美人〜
「う〜さみぃ!」
俺は鼻をすすりながら、彩を待っていた。
別に待っててって言われた訳じゃないけど。
勝手に待ってるだけだけど…。
8時か−…
彩って何時までバイトしてるんだ?
ここで待ってて、驚かせてやるんだ♪
カランコロン
店のドアが開く音がした。
店の方を覗くと…
彩だッッ!
「あ−…」
彩を呼ぼうとした時…
「何でッッ?てっちゃん!」
彩の叫び声が聞こえた。
俺はとっさに看板の後ろに隠れた。
誰かと電話してるみたいだ。
「ごめん!謝るから…ごめんね」
彼女は弱々しい声で…
泣いていた。
彼氏…
なんでだよ…
なんで彩を泣かせるんだよ…!!
彩はその場に崩れ落ちた。
彩ッッ…!!
くそッッ!!