＊君の瞳に乾杯ッッ＊〜恋した君は年上美人〜

「…………ちっ」



「何よ、ちって！」


彩は俺がキスする寸前で避けた。

だから鼻ちゅーになってしまった。



「キスっていうのは、好き同士がするものなんだよ！」


「俺は好きだけど？」


「あたしが好きじゃないの！」


「……キスくらい…」


俺がぶつぶつ言っていると…


「ねぇ！勇貴のアド教えてよ」


「えぇ？！」


「何よ…嫌？」


嫌って…


ってか俺から聞こうと思ってたのに、彩から聞いてくれるなんて！



嫌な訳ないじゃなーいですか！！


こっちはいつでもオッケイですよ！！



「彩…もぉ俺に惚れちゃった？


「何言ってるの？勇貴って本当プラス思考だね、感心しちゃう」


「俺の長所なのさッッ」


「バカだね、…でもプラス思考って得だね」


「だろ？彩もいい方に考えてみたら？」


「うん。そうしてみるね、ありがと勇貴！」



そういって笑った彼女は




今までで１番綺麗な笑顔だった。












俺が彩を笑わせてあげたい−…