*君の瞳に乾杯ッッ*〜恋した君は年上美人〜
動き出す ココロ
次の日も俺は彩が働いている雑貨屋にきた。
実は昨日メールしようと思ったんだけど−…
俺、積極的なのにメールだと何故か照れちゃって…
出来なかった…
俺って情けね−…
カランコロン
「勇貴!!」
俺が彩を呼ぶ前に彩は俺に気付いてくれた。
その事が俺にはどんなに嬉しかったことか…
「彩、昨日大丈夫だった?」
あれから彼氏と電話したのかな?
「昨日はてっちゃんに連絡とらなかった…今日とってみるよ!」
無理して笑う彩。
「じゃあ俺も一緒に彩といるよ」
「えッッ何で?」
「彩が辛いときに一人になんかさせない。」
「でも…」
「俺が勝手にいるだけだから…いいだろ?」
わがままかな
わがままだよな
だけど辛い彩を一人になんかさせておけないんだ
「…解った……」
彩はしぶしぶ納得してくれた。