*君の瞳に乾杯ッッ*〜恋した君は年上美人〜
俺は彩のバイトが終わるまで近くのコンビニで立ち読みして待っていた。
腹減った…
彩もバイト帰りはお腹減るかな?
そろそろ彩のバイトが終わる時間だ。
俺は肉まんを二つ買ってコンビニを後にした。
「勇貴…!」
俺をみると笑う彼女につられて俺も笑う。
「お疲れ。はい、肉まん」
「え?いいの?ありがとう。お腹空いてたんだぁ」
肉まんを手にとり頬張る彩。
「彩って食いしん坊なの?」
「あたしめっちゃ食べるよ」
食べるのに、そんな華奢な体してるんだな。
「彩、今日どうする?」
「……とりあえず会ってみる。そっからは成り行きかな…」
「そっか…俺は近くで待ってるよ」
「うん。終ったら呼ぶね」
そう行って彩は公園に向かった。
俺も向かう。公園に。
俺が大人しく待ってる訳ないじゃん。