*君の瞳に乾杯ッッ*〜恋した君は年上美人〜
「なぁ、彩!今度映画いかね?」
勇貴は笑顔であたしを誘った。
「え〜?勇貴と二人っきりでぇ?」
あたしはわざと嫌そうな顔を作った。
「うん!ダメ?」
あたしいっつも思うんだけど
勇貴ってホント積極的だよね…
あたし照れちゃって無理。
「いいよ。」
あたしももっと素直になれならなぁ…
「やった!」
白い歯をだしてガッツポーズする勇貴が…
少し…ほんの少し
いいなって思った。
勇貴はあたしが辛いときにいつも側にいてくれた。
家の外にいきなりきてた事もあったし、別れた後もいてくれた。
あたし一人だったらきっと
ダメだった。