*君の瞳に乾杯ッッ*〜恋した君は年上美人〜
「まぁ、社会人からみれば俺達はガキだわな」
昼休みの屋上で忍と真次と飯食いながら昨日の話をしていた。
「その原田ってひと二重人格?」
「うーん。そおいう感じじゃないんだけど−…」
なんか俺を突き放したいだけだったのかな?
あの感じは…
何だろう…?
「で?やっと諦めた?」
真次が割と真剣な顔で聞いて来た。
賭けしてるからだろ。
「うんにゃ、諦めてない」
「馬鹿か!お前。ってか原田さんの何が好きなんだよ?」
………ん−?
「分かんない」
真次も忍もはぁ−っと大きなため息をした。
あれ?
俺、原田さんに夢中になってるけど…
どこが好き?
外見…?
ぶっちゃけそうだとしか言えない。
でも、
諦められないからしょうがなくない?
好きな気持ちって自分でコントロールできる訳じゃないし。
好きになっちゃったらしょうがない!