【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
1月1日 0:00
聖さんの言っていた事はあながち間違いではなかったかも知れないと思い始めたのは聖良と歩き出して暫くした頃だった。
いつもより小さめの歩幅を気遣ってゆっくりと歩くと聖良がうれしそうに見上げてくる。
アップにした後れ毛が首筋の艶かしさを強調しているようでどこか落ち着かない。
いつもと違う大人っぽい雰囲気が俺を戸惑わせているのだろうか。それとも久しぶりに会った聖良があまりにも綺麗で動揺しているんだろうか。
「聖良寒くない?」
「少し…今日は冷えますね。」
聖良の肩をそっと抱き寄せて少しでも風から守るように風上に立つと聖良がうれしそうに俺にもたれかかってくる。
「うふふっ。あったかいです。なんだか凄く久しぶりですね、こうして寄り添うのも。先輩の香りが懐かしく感じちゃいますよ。」
聖良の言葉に胸が痛くなる。
「そうだな。ごめん聖良。俺バイトばっかりで…。」
いつもより小さめの歩幅を気遣ってゆっくりと歩くと聖良がうれしそうに見上げてくる。
アップにした後れ毛が首筋の艶かしさを強調しているようでどこか落ち着かない。
いつもと違う大人っぽい雰囲気が俺を戸惑わせているのだろうか。それとも久しぶりに会った聖良があまりにも綺麗で動揺しているんだろうか。
「聖良寒くない?」
「少し…今日は冷えますね。」
聖良の肩をそっと抱き寄せて少しでも風から守るように風上に立つと聖良がうれしそうに俺にもたれかかってくる。
「うふふっ。あったかいです。なんだか凄く久しぶりですね、こうして寄り添うのも。先輩の香りが懐かしく感じちゃいますよ。」
聖良の言葉に胸が痛くなる。
「そうだな。ごめん聖良。俺バイトばっかりで…。」