【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
1月1日 1:00
神社の鳥居をくぐり境内に一歩足を踏み込んだ時に何故か凄く嫌な予感がした。
それはこれから起こる事への警告だったのかもしれない。
俺達は人の波にしたがって参拝の列についていた。聖良の着物を汚されないように胸に抱きかかえるように腕の中にすっぽりと包み込んで、列に並んでゆっくりと進んでいると、不意に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
瞬時にさっきの嫌な予感が頭を過ぎる。
予感を振り切るように空耳だと自分に言い聞かせて、そのまま無視を決め込む事にした俺の耳に、もう一度飛び込んできた甲高い女の声。
「聖良ちゃ~~ん。佐々木く~~~ん。いい所で会ったわぁ。」
……最悪。
それはこれから起こる事への警告だったのかもしれない。
俺達は人の波にしたがって参拝の列についていた。聖良の着物を汚されないように胸に抱きかかえるように腕の中にすっぽりと包み込んで、列に並んでゆっくりと進んでいると、不意に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
瞬時にさっきの嫌な予感が頭を過ぎる。
予感を振り切るように空耳だと自分に言い聞かせて、そのまま無視を決め込む事にした俺の耳に、もう一度飛び込んできた甲高い女の声。
「聖良ちゃ~~ん。佐々木く~~~ん。いい所で会ったわぁ。」
……最悪。