【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
…だけど、すぐに無理やりでも聖良を連れて帰るべきだったと後悔した。
いや鳥居をくぐった時の嫌な予感を無視せずにそこで神社を変えれば良かったんだ。
今年は正月からトコトン付いていないような気がしてきた。
聖良の巫女姿と言ったら可愛いのなんのって、他のバイトの子と比較しても群を抜いて可愛かった。
美奈子なんて『聖良ちゃんかわいいわぁ。もうギュ~~ってしたくなっちゃう』とか何とか言いながらホッペにチュウとかしてやがる。
「ぶわあかっ!美奈子さわんなよ。」
慌てて聖良を美奈子の毒牙から引離し抱きしめると、おかしくて仕方が無いとゲラゲラ笑いやがる。
「あははははっ。佐々木君が壊れてる。あははっ聖良ちゃんにメロメロじゃない。おっかし~~。」
「知っててやってるくせに今更何言ってんだよ。」
「クスクス…だって、学校での佐々木君は一応仮面を被っているって言うかここまで人前で動揺する事無いじゃない。聖良ちゃんの事だって確かに夢中なのはみんなが知っている事だけど、もっとクールに見せているでしょう?間違っても『ぶわあかっ!』なんて嫉妬丸出しで言ったりしないわよねぇ。」
……むかつく。
「大体美奈子のせいじゃないか。聖良に必要以上にちょっかい出しやがって、おまえノーマルだろうが?彼氏にかまってもらえばいいだろう。聖良にちょっかい出すなって。」
「だって聖良ちゃんカワイイんだもん。それに佐々木君がいちいち反応してくれて凄く楽しいし。」
……俺はおまえのオモチャか?
見てろよ。絶対にこの礼はしてやるからな。
俺は密かに復讐を誓わずにはいられなかった。
いや鳥居をくぐった時の嫌な予感を無視せずにそこで神社を変えれば良かったんだ。
今年は正月からトコトン付いていないような気がしてきた。
聖良の巫女姿と言ったら可愛いのなんのって、他のバイトの子と比較しても群を抜いて可愛かった。
美奈子なんて『聖良ちゃんかわいいわぁ。もうギュ~~ってしたくなっちゃう』とか何とか言いながらホッペにチュウとかしてやがる。
「ぶわあかっ!美奈子さわんなよ。」
慌てて聖良を美奈子の毒牙から引離し抱きしめると、おかしくて仕方が無いとゲラゲラ笑いやがる。
「あははははっ。佐々木君が壊れてる。あははっ聖良ちゃんにメロメロじゃない。おっかし~~。」
「知っててやってるくせに今更何言ってんだよ。」
「クスクス…だって、学校での佐々木君は一応仮面を被っているって言うかここまで人前で動揺する事無いじゃない。聖良ちゃんの事だって確かに夢中なのはみんなが知っている事だけど、もっとクールに見せているでしょう?間違っても『ぶわあかっ!』なんて嫉妬丸出しで言ったりしないわよねぇ。」
……むかつく。
「大体美奈子のせいじゃないか。聖良に必要以上にちょっかい出しやがって、おまえノーマルだろうが?彼氏にかまってもらえばいいだろう。聖良にちょっかい出すなって。」
「だって聖良ちゃんカワイイんだもん。それに佐々木君がいちいち反応してくれて凄く楽しいし。」
……俺はおまえのオモチャか?
見てろよ。絶対にこの礼はしてやるからな。
俺は密かに復讐を誓わずにはいられなかった。