【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
『遠慮しなくてもいいよ。いつでも抱いてあげるから。』
先輩のその言葉が恥ずかしくて、頬が熱くなるのを見られたくなくて先輩の静止も聞かずに数歩歩いた時だった。
突然すぐ傍の木の陰で起こった大きな物音に驚いて振り返ろうとしたとき、視界が回った。
何が起こったのかわからなかった。
身体に凄い衝撃が走って心臓を鷲掴みにされる程の冷たさが全身を襲う。
ようやく自分が沼に落ちたのだと気付き水を掻いて泳ごうとしても水の冷たさと着物の重さで思うようには動けなかった。
気持ちが焦り始める。
段々息が苦しくなって来てパニックになってくるのがわかる。
落ち着かなければと思う気持ちとは裏腹に闇の中では、既に方向すらわからない。
息が苦しくてもがくけれど着物や袴が水を吸って膨らんで思うように動けない。
目の前がスパークし始めて自分の限界が近いのを感じる。
苦しい
龍也先輩助けて!
先輩のその言葉が恥ずかしくて、頬が熱くなるのを見られたくなくて先輩の静止も聞かずに数歩歩いた時だった。
突然すぐ傍の木の陰で起こった大きな物音に驚いて振り返ろうとしたとき、視界が回った。
何が起こったのかわからなかった。
身体に凄い衝撃が走って心臓を鷲掴みにされる程の冷たさが全身を襲う。
ようやく自分が沼に落ちたのだと気付き水を掻いて泳ごうとしても水の冷たさと着物の重さで思うようには動けなかった。
気持ちが焦り始める。
段々息が苦しくなって来てパニックになってくるのがわかる。
落ち着かなければと思う気持ちとは裏腹に闇の中では、既に方向すらわからない。
息が苦しくてもがくけれど着物や袴が水を吸って膨らんで思うように動けない。
目の前がスパークし始めて自分の限界が近いのを感じる。
苦しい
龍也先輩助けて!