【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
「聖良のおかげだよ。こんなに穏やかに人を愛する気持ちをもう一度持てるようになった。母親を許す事は出来ないけれど、俺を産んでくれたことに感謝できるようになった。俺を産んでくれたから俺は聖良に会う事が出来たんだから。」
「…あたしも龍也先輩のお母さんに感謝します。龍也先輩を生んでくれた事。」
「ありがとう聖良。…ずっと俺の傍にいてくれるな?」
「はい。…ずっと傍にいます。毎年先輩のお誕生日をこの桜の下でお祝いしましょう。」
「そうだな。毎年二人で…そのうち家族も増えてたくさんで来たいよな。」
「クス…楽しそうですね。早くそうなればいいですね。」
「きっとそうなるよ。毎年俺の誕生日には聖良の作った弁当をこの桜の下で家族そろって食べるんだ。」
瞳を輝かせて嬉しそうに未来の夢を語る龍也先輩。
こんなに幸せそうな顔をあたしは見たことがあったかしら。
あたしとの未来を語るあなたがとても愛しい。
あたしの持っているものであなたを幸せにしてあげることが出来るのなら何を捨てても構わないと思う。
あなたを幸せにしてあげたいの。
言葉でこの気持ちを表現する術をあたしは知らなくて…でも、あなたにどうしてもこの気持ちを伝えたくて…。
ギュッと彼を抱きしめると精一杯の気持ちを春風に託した。
――あたしの人生の全てをあなたにあげるから…一緒に幸せになりましょうね。
「…あたしも龍也先輩のお母さんに感謝します。龍也先輩を生んでくれた事。」
「ありがとう聖良。…ずっと俺の傍にいてくれるな?」
「はい。…ずっと傍にいます。毎年先輩のお誕生日をこの桜の下でお祝いしましょう。」
「そうだな。毎年二人で…そのうち家族も増えてたくさんで来たいよな。」
「クス…楽しそうですね。早くそうなればいいですね。」
「きっとそうなるよ。毎年俺の誕生日には聖良の作った弁当をこの桜の下で家族そろって食べるんだ。」
瞳を輝かせて嬉しそうに未来の夢を語る龍也先輩。
こんなに幸せそうな顔をあたしは見たことがあったかしら。
あたしとの未来を語るあなたがとても愛しい。
あたしの持っているものであなたを幸せにしてあげることが出来るのなら何を捨てても構わないと思う。
あなたを幸せにしてあげたいの。
言葉でこの気持ちを表現する術をあたしは知らなくて…でも、あなたにどうしてもこの気持ちを伝えたくて…。
ギュッと彼を抱きしめると精一杯の気持ちを春風に託した。
――あたしの人生の全てをあなたにあげるから…一緒に幸せになりましょうね。