【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
龍也先輩と付き合うようになって4ヶ月余り、一体何度目の呼び出しだろう。
紺色のタイをしているという事は今日は2年生の先輩らしい。
どんな嫌味を言われるのかとドキドキしながら呼び出された場所へと赴く。
先輩と付き合いだしてから、こうして呼び出しを受けるのにも段々慣れてきてしまった。
最初はすごく怖くてビクビクしていたのにね。
あたしみたいな特別美人でもない女の子が先輩と付き合っているのが面白くない女生徒からこうしてしょっちゅう呼び出しを受けるようになったのは新学期が始まってすぐの9月のことだった。
こんなの無視して呼び出されても行かなければいいって先輩は言うけれど…そんなことしたら何をされるかわかったモンじゃないんですよ。とりあえず話を聞いて、言いたい事を聞いてあげるほうがむしろ何もされないこともあるんです。
女の嫉妬は怖いんですから…
「あなた、本当に佐々木君と付き合っているの?」
…まただ、必ず聞かれる事。『本当に付き合っているの?』
あたしと、龍也先輩が不釣合いだって遠まわしに言っているんだろうな。
「…はい、付き合っていますけど。」
「あたし、ずっと前から佐々木君のこと好きだったのよ。何度も告白して断られていたのに…。
それなのにどうしてあなたみたいな特別美人でもない娘を彼が気に入ったのかわからないわ。」
それは…自分のほうが綺麗なのに何で選ばれなかったのかって言っているんでしょうか?
紺色のタイをしているという事は今日は2年生の先輩らしい。
どんな嫌味を言われるのかとドキドキしながら呼び出された場所へと赴く。
先輩と付き合いだしてから、こうして呼び出しを受けるのにも段々慣れてきてしまった。
最初はすごく怖くてビクビクしていたのにね。
あたしみたいな特別美人でもない女の子が先輩と付き合っているのが面白くない女生徒からこうしてしょっちゅう呼び出しを受けるようになったのは新学期が始まってすぐの9月のことだった。
こんなの無視して呼び出されても行かなければいいって先輩は言うけれど…そんなことしたら何をされるかわかったモンじゃないんですよ。とりあえず話を聞いて、言いたい事を聞いてあげるほうがむしろ何もされないこともあるんです。
女の嫉妬は怖いんですから…
「あなた、本当に佐々木君と付き合っているの?」
…まただ、必ず聞かれる事。『本当に付き合っているの?』
あたしと、龍也先輩が不釣合いだって遠まわしに言っているんだろうな。
「…はい、付き合っていますけど。」
「あたし、ずっと前から佐々木君のこと好きだったのよ。何度も告白して断られていたのに…。
それなのにどうしてあなたみたいな特別美人でもない娘を彼が気に入ったのかわからないわ。」
それは…自分のほうが綺麗なのに何で選ばれなかったのかって言っているんでしょうか?