【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
「納得いかないわ。何で蓮見さんみたいな平凡なコなのよ。」
…それは、あたしではなく先輩に直接聞いて下さい。
「何で、あたしじゃダメなのよ?」
…だから…あたしに聞かないでよね。
「金森。いい加減にしろよ。そういうのがウザイって言ってんだろう?まだわからない?」
いきなり聞き覚えのある声が聞こえてきた。声に導かれるようにふりかえると眉間に皺を寄せて機嫌の悪い顔をした龍也先輩が腕組みをして立っていた。
「龍也先輩・・・。どうしてココに…?」
「聖良が教室にいないって聞いたから、探しに来た。」
「教室にいないって…誰に聞いたんです?」
「ん?秘密の情報網。知りたい?」
「…あたしの友達と繋がってるとか?」
「さあね、ナイショだよ。聖良がキスでもしてくれたら教えてやってもいいよ。」
「……知らなくてもいいです。」
「…っ、つめてぇ。聖良ぁ。心配してきてやったのに、お礼にキス位してくれたっていいと思うぜ。」
そう言ってグイッとあたしを引き寄せて、唇の触れそうな距離まで顔を近づける。
なんだかワザと見せ付けているみたいな龍也先輩の態度に戸惑ってしまう。
「イヤです。時と場所を考えて下さい。ほら、龍也先輩…あの…。」
あたしを呼び出した金森先輩がすごい目つきであたしを睨んでいる。
こわいよぉ…。
龍也先輩はあたしを抱きしめたまま金森先輩を冷たい目で見つめた。
…それは、あたしではなく先輩に直接聞いて下さい。
「何で、あたしじゃダメなのよ?」
…だから…あたしに聞かないでよね。
「金森。いい加減にしろよ。そういうのがウザイって言ってんだろう?まだわからない?」
いきなり聞き覚えのある声が聞こえてきた。声に導かれるようにふりかえると眉間に皺を寄せて機嫌の悪い顔をした龍也先輩が腕組みをして立っていた。
「龍也先輩・・・。どうしてココに…?」
「聖良が教室にいないって聞いたから、探しに来た。」
「教室にいないって…誰に聞いたんです?」
「ん?秘密の情報網。知りたい?」
「…あたしの友達と繋がってるとか?」
「さあね、ナイショだよ。聖良がキスでもしてくれたら教えてやってもいいよ。」
「……知らなくてもいいです。」
「…っ、つめてぇ。聖良ぁ。心配してきてやったのに、お礼にキス位してくれたっていいと思うぜ。」
そう言ってグイッとあたしを引き寄せて、唇の触れそうな距離まで顔を近づける。
なんだかワザと見せ付けているみたいな龍也先輩の態度に戸惑ってしまう。
「イヤです。時と場所を考えて下さい。ほら、龍也先輩…あの…。」
あたしを呼び出した金森先輩がすごい目つきであたしを睨んでいる。
こわいよぉ…。
龍也先輩はあたしを抱きしめたまま金森先輩を冷たい目で見つめた。