りんごごっこ~年下彼氏~
王子様は私の前へ来ると、上から私を睨んだ...?



その顔といったらもう王子様のかけらもない程に怖かった。



私は負けてはいけないと思い、とっさに睨み返した。



「誰あんた」



「あんたこそ誰よ」



「人に名前を聞くときには、まず自分が名乗れって幼稚園で習わなかった?」



「幼稚園では、そんな難しいこと習いませんよ~だ」



嫌味たっぷりに言ってやった。



私とこいつは、この言い合いから「敵」となったのだった...
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