ハスキー
帰ろうか,と店に戻ろうかとしたそのとき。

『....いや―,校長!!
来年度の教育委員会のメンバーに選ばれるとは!』
やたら大きな声。
ウザったいやつがまたいると思いつつ見てみると。

『げ。』
うちの学校の校長かよ。
それにくっついてるのは金魚の糞の教頭。
と他に教師が7,8人。

『ほらッ,荒井先生。
君も今のうちに校長のお世話になっとけ!
出世間違いなしだぞ。』
『いやいやいや教頭!!
まだ予定なだけじゃぁないか。
おだてすぎてるぞ!!
ハハハハハハッ.....』

マヂうぜぇ。
くだらないやつらだ。
やれやれと眺めていたら荒井と言われた男がいかにも
『こいつら消えろ』
って目で校長と教頭を見ていた。

........荒井?
どっかで聞いたような...
いや見たこと.....あるって...!!!!!
昼間の担任だ。

今度こそ逃げよう。


!!!!!!!!!ヤバイ...


目合った。

店の中に急いで逃げる。
目は合ったがとりあえずは大丈夫だったみたいだ。

今日は早く帰ろう。
いいことなさそうだ。

『ヨシハラ店長っ。今日はお先に。』
『....ん?今日はやけに早くないか?
何かあっただろ?』
.....鋭い。言うか。
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