ハスキー
『ちょい待った。』
手を掴めばいいものを....


髪を引っ張られた。

『痛い痛い痛いッ!
何なわけ?
もう帰るんだからほっといてって』
『お前勘違いしてるって。』
勘違い?
何のこと?
まさか男じゃなくて女だったとか?!

人がもんもんと考えてるのをニヤニヤして見てる。

『ここまで出席をとるために来てさらにはお前の顔も名前も知ってるってことはだな,
俺はお前のた『あんた生徒指導だったのね!?
油断させといてあたしのこと捕まえようとして!!!!
あたしよりケバい子は他にいるでしょ?!
何であたしなのよ!!!』
一気にまくし立てると男はポカンとしてた。
ちょっとして吹き出しやがった。

『お前勘違い多いなぁ...
だーかーらー俺はお前の

担任なんだって。』

.......は?
この人何て言いました?
担任?
タンニン??

『...さよなら。』
逃げようとしても手を掴まれててできない。

『はぁなぁせぇぇぇッ!!!
何でこんな若い人が担任なの?!』
どうみても24,5歳でしょ?!

『まず第一に俺は29歳だ。』
こいつ,心読んでんの!?
とにかく逃げよう。
面倒なことになりそうだし。
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