【長編】Sweet Dentist
すげ~カワイイ

こんなカワイイ千茉莉を見られるなら、多少の我慢くらいは良しとしよう。

まだまだ純粋な天使でいて欲しい気持ちと、俺の腕の中で女性として花開いていく千茉莉を手に入れたい気持ちが複雑に絡み合う。

「千茉莉は若いから俺なんかよりずっと体力があるだろうし大変だなぁ。
千茉莉のような若いお嬢さんを相手にするときは一晩に幾つくらい使うんだろうな? 俺体力持つかなぁ? なんせ、俺おじさんだもん。なーあ、千茉莉?」

「響先生のヘンタイ!もうしらないっ、やっぱりさっきのは取り消す、大嫌いだあっ!」

「嘘つき千茉莉。本当は大好き~って言いたいくせに。ほら、言えよ。響大好き~♪ってさ」

「いやです~!イジワルな先生には絶対言いませんっ!」

「あ゛~!また先生って言ったな?お前学習能力無さ過ぎるって。絶対にバツゲームだ!」

「バツゲームなんて絶対しません」

「おまえ、その怒ると敬語になるのヤメロ」

「いやです~!響先生の言う事なんか聞きたくありません」

「ほ~良く言った。まだ懲りてないようだな。そう言う事を言う口は塞ぐって言っただろ?」

俺のイジワルな問いかけに引きつり、赤くなったり青くなったりしてる千茉莉を楽しみながら、いつものように喧嘩半分でじゃれている自分たちがとても自然だと思える。


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