初恋~俺が幸せにしてみせる~
タクシーが目的地に
着いたようで
ハザードを出して
停まってドアを開けた
俺は降りて、麻美の
手を引っ張った
麻美はタクシーから
降りて、俺を見つめた
『それじゃ、ここで』
そう言って手を離した
麻美は悲しそうな顔で
『行かないで』
と呟いた
『それは出来ない』
きっぱり言って
タクシーに乗ろうとした俺の服の裾を引っ張る
『少しだけ』
裾を握る手が
少しだけ震えていた
俺はため息をついた
それから運転手に
お金を渡した
走り去るタクシーを
見つめながら、また
ため息をついた
『ごめんね』
そっと呟く麻美の手を
ゆっくり掴んだ
麻美は潤んだ瞳で
俺を見て、ゆっくりと
歩き出した
着いたようで
ハザードを出して
停まってドアを開けた
俺は降りて、麻美の
手を引っ張った
麻美はタクシーから
降りて、俺を見つめた
『それじゃ、ここで』
そう言って手を離した
麻美は悲しそうな顔で
『行かないで』
と呟いた
『それは出来ない』
きっぱり言って
タクシーに乗ろうとした俺の服の裾を引っ張る
『少しだけ』
裾を握る手が
少しだけ震えていた
俺はため息をついた
それから運転手に
お金を渡した
走り去るタクシーを
見つめながら、また
ため息をついた
『ごめんね』
そっと呟く麻美の手を
ゆっくり掴んだ
麻美は潤んだ瞳で
俺を見て、ゆっくりと
歩き出した