初恋~俺が幸せにしてみせる~
☆★25★☆
アパートの階段を
昇りながら
その足取りが重かった
玄関の前で繋いだ手を
離して鍵を取り出す麻美
カチャ…
鍵を開ける音
ドアを引く麻美に
『やっぱり帰るよ』
と呟いた俺
普通の男なら、ラッキーとでも思うんだろうか
俺は何か違うような
気がしていた
『少しでいいから
そばにいて』
麻美は俺の手をまた
強く握った
『ダメだよ、そんなの』
断ったはずなのに
麻美の瞳に吸い込まれて結局俺は部屋に
上がり込んでしまった
バカだな…
もっと強く断れば
良かったのに
そんな事を考えて
ソファーに座った
麻美はバックを置いて
俺の隣に座った
すぐに立ち上がって
冷蔵庫に向かい
ワインとグラスを持ってまたソファーに
腰を下ろした
俺は何も言わずに
ワインを開けて
麻美のグラスに注いだ
今度は麻美が俺の
グラスに注いでくれた
何も言わずにグラスを
カチンと合わせた
2人でワインを一口
時計はすでに朝の4時
もうすぐ日が昇る
昇りながら
その足取りが重かった
玄関の前で繋いだ手を
離して鍵を取り出す麻美
カチャ…
鍵を開ける音
ドアを引く麻美に
『やっぱり帰るよ』
と呟いた俺
普通の男なら、ラッキーとでも思うんだろうか
俺は何か違うような
気がしていた
『少しでいいから
そばにいて』
麻美は俺の手をまた
強く握った
『ダメだよ、そんなの』
断ったはずなのに
麻美の瞳に吸い込まれて結局俺は部屋に
上がり込んでしまった
バカだな…
もっと強く断れば
良かったのに
そんな事を考えて
ソファーに座った
麻美はバックを置いて
俺の隣に座った
すぐに立ち上がって
冷蔵庫に向かい
ワインとグラスを持ってまたソファーに
腰を下ろした
俺は何も言わずに
ワインを開けて
麻美のグラスに注いだ
今度は麻美が俺の
グラスに注いでくれた
何も言わずにグラスを
カチンと合わせた
2人でワインを一口
時計はすでに朝の4時
もうすぐ日が昇る