初恋~俺が幸せにしてみせる~
☆★41★☆
千穂との関係は
相変わらずだった

仕事も相変わらずだし
何の変わりもない
日常を過ごしていた

そんな俺の生活に変化が起きようとしていた

それは美晴の存在

時々美晴から連絡が
来るようになっていた

それが嫌だった
わけではない

美晴の屈託のない
笑顔や優しさに
どこか癒されるような
気分があった

美晴が見合い相手で
良かったと思えた

もう親も何も言って
こなくなっていた

そんな中、今度一緒に
食事に行こうという
話になっていた

今度会ったら、俺は
理性を保っていられるか少し不安になった

それはその時になって
考えればいいんだと
自分に言い聞かせた

美晴と会う為に
レストランを予約した

美晴の好みは全く
わからなかった

だからといって
見栄を張ってまで
高級なレストランを
予約しようとは
思わなかった

美晴は俺の休みに
合わせてくれた

俺が休みの前日に
会う事になった
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