初恋~俺が幸せにしてみせる~
☆★6★☆
散々はしゃぎ回って
俺たちは楽しい時間を
過ごしていた

『ちょっと座ろうよ』

近くの公園のベンチを
指差した

アイスを片手に
俺たちはベンチに座った

『今日は勉強の
邪魔してごめんね』

麻衣子が呟いた

『そんな事ないよ。
すげー楽しかった』

俺の本音だった

外気の暑さで、アイスがどんどん溶けていった

麻衣子がティッシュを
差し出してくれた

女の子らしく
ティッシュを持ってる
事も俺の胸を
キュンとさせた

当たり前の事なのに

同じタイミングで
アイスを食べ終わる

麻衣子がフーッと
一息ついた
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