初恋~俺が幸せにしてみせる~
北川さんが居なくなり
時間だけが過ぎていった
俺と千穂の仲は何の
進展もないままだった
千穂の中から北川さんの影が消える事はなかった
仲間と飲んでいても
それを知っているのは
俺だけだったし
他の誰かに話すつもりも初めからなかった
千穂はタバコを変えない
ずっと北川さんと同じ
タバコを吸っていた
それに対して、俺も
何も言わなかったし
言うつもりもなかった
俺と千穂だけの時間が
止まっているようにも
思えてくる
千穂と2人で居ると
千穂の辛さがどんどん
伝わってくる
タバコに火をつけた
千穂がそっと呟いた
『馨さんは、夢にさえ
出て来てくれないの。
これじゃ、いつまでも
忘れられないよ』
千穂は前に進もうと
していたんだ
進みたくても進めない
無理に忘れようと
する事の方が間違って
いるんじゃないかと
思った俺は
『忘れてほしくないから
夢に出てこないんだよ』
と言い返した
千穂は1人で考えていた
俺の言葉の意味を
理解しようとしていた
俺だって北川さんの事は頭から離れない
でも忘れようと思った
事なんてなかった
千穂は忘れようと
しているのだろうか?
あんなに愛していたのになぜだろう
そんな疑問が浮かぶ
時間だけが過ぎていった
俺と千穂の仲は何の
進展もないままだった
千穂の中から北川さんの影が消える事はなかった
仲間と飲んでいても
それを知っているのは
俺だけだったし
他の誰かに話すつもりも初めからなかった
千穂はタバコを変えない
ずっと北川さんと同じ
タバコを吸っていた
それに対して、俺も
何も言わなかったし
言うつもりもなかった
俺と千穂だけの時間が
止まっているようにも
思えてくる
千穂と2人で居ると
千穂の辛さがどんどん
伝わってくる
タバコに火をつけた
千穂がそっと呟いた
『馨さんは、夢にさえ
出て来てくれないの。
これじゃ、いつまでも
忘れられないよ』
千穂は前に進もうと
していたんだ
進みたくても進めない
無理に忘れようと
する事の方が間違って
いるんじゃないかと
思った俺は
『忘れてほしくないから
夢に出てこないんだよ』
と言い返した
千穂は1人で考えていた
俺の言葉の意味を
理解しようとしていた
俺だって北川さんの事は頭から離れない
でも忘れようと思った
事なんてなかった
千穂は忘れようと
しているのだろうか?
あんなに愛していたのになぜだろう
そんな疑問が浮かぶ