初恋~俺が幸せにしてみせる~
☆★10★☆
そんな生活は
1ヶ月ももたなかった

麻衣子からメールが
来なくなった

俺がメールをしても
電話をかけても
なかなか連絡は
取れなくなっていた

どこかでわかって
いたのかもしれない

こうなる事を

麻衣子が都会に出た
その時から、仕方ない事だったのかもしれない

麻衣子の中には
俺が居るんだと思って
いたのも、自分に
言い聞かせる為だけ
だったのかもしれない

強がっていただけ

俺はそう思うしか
なかった

麻衣子を信じていた
つもりだった

でも女々しい男では
いたくなかった

だからしつこく
麻衣子に連絡するのを
我慢した
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