初恋~俺が幸せにしてみせる~
『また会ってくれる?』

俺はこれからまた
千穂との絆が
途絶えてしまうのが
怖くて、聞いてみた

『もちろん』

千穂は笑顔で答えた

俺はホッとした

千穂の笑顔に安心した

俺の顔も自然と
笑顔になっていた

しばらく話をして
千穂は俺の部屋から
出ていった

引き止めたくなる
衝動を必死で抑えた

千穂を抱いた余韻

人を体で愛する喜び

いつまでも胸が
ドキドキしていた

しばらく眠りに
つく事が出来なかった

眠って目覚めたら
明日千穂が俺の前から
消えているかも
しれないと思えた

そして全部が夢だったと消え去ってしまうかも
しれないという恐怖に
怯えていた
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