【短編】Kiss Me…
英輝の名前を聞いて胸が押し潰されそうな気持ちが襲ってくる。
「ひかり…あたし達って付き合っているように見える?」
「当たり前じゃない。誰が見ても付き合っているわよ。」
「でもあたしたちお互いに好きって言ったこともないし、キスもした事も無い。3年も一緒にいるのにただの友達と何も変わらない。英輝にとってあたしは男友達と何も変わらない存在なんじゃないかと思うの。」
「由美子…。それは…」
「いいの、もう決めた。あたしが今日こうして綺麗に変わった姿を英輝が見て何か言ってくれたら告白する。もしも何も言ってくれなかったら…もう、英輝とは友達でいる事もやめる。いつまでもこんな気持ち引きずっていくのはイヤ。3年間もずっと悩んできたのよ。あたしだって普通の恋がしたい。心細い時は傍にいて抱きしめて欲しいし、好きだって言葉も欲しい。」
「英輝さんはいつだって由美子を見ていると思うんだけどな。」
「ウソよ。そんなこと無い。この間の学食で会った時の事覚えている?見事に無視して隣りの女の人と話していたでしょう?あたしにはあんな風に目を見て話してさえくれないわよ。最後に目を合わせて話したのがいつだったかさえもう覚えていないわよ。」
「英輝さんがもしも由美子を好きなのに何も言えない不器用な人だったら?」
「……それでも、このままはイヤ。この気持ちをハッキリさせて自分の中でケリをつけたいの。」
「ひかり…あたし達って付き合っているように見える?」
「当たり前じゃない。誰が見ても付き合っているわよ。」
「でもあたしたちお互いに好きって言ったこともないし、キスもした事も無い。3年も一緒にいるのにただの友達と何も変わらない。英輝にとってあたしは男友達と何も変わらない存在なんじゃないかと思うの。」
「由美子…。それは…」
「いいの、もう決めた。あたしが今日こうして綺麗に変わった姿を英輝が見て何か言ってくれたら告白する。もしも何も言ってくれなかったら…もう、英輝とは友達でいる事もやめる。いつまでもこんな気持ち引きずっていくのはイヤ。3年間もずっと悩んできたのよ。あたしだって普通の恋がしたい。心細い時は傍にいて抱きしめて欲しいし、好きだって言葉も欲しい。」
「英輝さんはいつだって由美子を見ていると思うんだけどな。」
「ウソよ。そんなこと無い。この間の学食で会った時の事覚えている?見事に無視して隣りの女の人と話していたでしょう?あたしにはあんな風に目を見て話してさえくれないわよ。最後に目を合わせて話したのがいつだったかさえもう覚えていないわよ。」
「英輝さんがもしも由美子を好きなのに何も言えない不器用な人だったら?」
「……それでも、このままはイヤ。この気持ちをハッキリさせて自分の中でケリをつけたいの。」