もう一度咲く恋物語
「さ~て、今日は技術が1限目だからみんな遅れるなぁっ」
は~あ…、技術室に行くのがめんどくさいな…。
サボろうかな…?
天気もいいし、屋上に行こうっとっ!
そう思って急いで屋上へ行った。
「やっぱり、ここが一番だね…」
私にとって屋上は居心地の良い場所だった。
この学校で唯一私が居ていい場所って感じがしたから…。
だって、この学校には私の居ていい場所なんてないから…。
「やっぱり落ち着くわぁ……」
…ガチャ……
?誰だろう??
せっかく1人を楽しんでたのに、邪魔だなぁ…。
屋上は誰も使わないから私だけのものなのに。
「東條っ!!?」
私を呼び捨てするのはこの学校で唯一あいつだけ…。
な…なんで?
よりによって私の居場所にやってくるの?
「き…桐嶋っ!?」