続・いまだ知らない、恋心。【短編】
「いや、たすかったよ。悪いな。」


「いえ、すぐに出来ましたから。」



徹夜だけどね。て・つ・や!


ねみぃ。メチャクチャねみぃ。


目ぇ痛い。



「おっ。スージー!書いてくれてサンキューな!後は任せろ!ってなんか目が死んどるで?」


「てめぇのせいだよてめぇの。わかったら話しかけるな。頭に響く。」



久し振りに話す。


全く変わらない神崎だ。

間違えた。クソ馬鹿野郎だった。



「えー?相変わらず教室で寝とるみたいやなぁ。友達でも作ればいいやん。」


「私がどうして人と関わらないか神崎君、理由知ってるはずだろ。」



せやったな、と犬コロのような笑顔を向ける。


奴は何一つとして(馬鹿度も含め)変わっていなかった。


それが余計に私を困惑させた。


ちょっとぐらい、かわってくれていたほうが、気持ちにけりがつけられたのに。



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