隣で。
「青春だね-♪あ!ソ-ス買ってくるの忘れた!!ちょっと買ってくるね」

「うん…」

お姉ちゃんがバタバタと財布だけを持って出て行く。

じゃがいもの皮を剥き終わってまた携帯を開く。

メ-ルしたいな……。

そのまま部屋に戻ってベッドに寝転ぶ。

「はあああ-。なんなのこの気持ち-」

一人ぼやいていると携帯が鳴り響く。

お金足りないとかのお姉ちゃんからのメ-ルだろう…

ゆっくり開くと画面には{原田 比呂}の文字。

「………えっ!!?」

あまりに驚きすぎてベッドから落ちた。

自分を落ち着かせて,どきどきしながらメ-ルを開く。

『こんにちわww
 今ヒマ?』

どきん

メ-ルが来るだけでこんなに嬉しいなんて,初めてだ…。

『超ヒマあ!!
 原田くんは何してた?』

すぐ返信すると,また携帯が鳴った。

『真帆とメ-ルしたいなあって考えてた♪
 てか原田くんてやめろよ。
 比呂,でいいから!』

あたしとメ-ルしたかったの…?

比呂…って呼んじゃっていいの?

どきん どきん どきん

『ぢゃあ比呂?何であたしとメ-ルしたかったのさあ!笑』

ちょっと馴れ馴れしかったかな?

送った事を後悔していると携帯が鳴る。

『真帆ともっと話したいって思ったから』

ねえ?ずるいよ…。

こんなにどきどきさせるなんて……。比呂の事,好きになっちゃうじゃん…?

『あたしも…比呂とメ-ルしたかったよ…?』

どきどきしながら送信ボタンを押す。

すると,すぐ返信が来た。

『…まぢで?
 凄い嬉しいんだけど!ありがとな(^V^)/』








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