アンソロジー



・・・ピエロは私に向かって




微笑んでくれた




うれしかった



私が人間じゃないと知らないとはいえ






生まれて初めて私に笑いかけてくれたから






それからはとても近づくことはできなかった






けど






遠くからみるのも悪くは無かった





だけど



ある日ピエロはが近くに来た




「お前はいつも遠くから見ているね」


そしたら人間が



「そいつは人間じゃありません」



しまった



―――嫌われ・・・



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