アンソロジー


あの日―――



雨の降ったあの日








通り魔が





有名だった







人に





むやみに





酸を







大量に







かける








軽い怪我で






被害にあった人は








終わっていた









なのに








どうして








僕だけが―――














僕は








その通り魔に












出会った
















バケツを









持っていた














中には













大量の











酸があったらしい














なぜ













バケツが














溶けないかは












僕は
























分からなかった















だけど














今は
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