アンソロジー


アキは私に存在を知らせるため


何度も私の名前を呼んだ


「アキ」という名前はアキがつけた


アキがこれがいい


この名前がいいと言った


アキは私とは違い無口でありいつも無表情


今でもそうだ


今こうやって小説を書いているときでも


アキはただじっと無表情で私の中からpcを見ている


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