アンソロジー

そして







やっと出た言葉が









「もういいや」だった








あきらめの言葉







悲しみを含んだ言葉













甘ったれる言葉











天井を見て思うことはなかった









まぶたを閉じて







ただ真っ暗な中で







時が流れるのを待った







私には待つこと







意外なにもできなかった
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