女子高生はオオカミ男。
「はぁ~」
さっきから何度目かわからない溜息をついてる私、高瀬 優貴(タカセ ユウキ)。
只今校舎で迷子中。
でもそれは不思議なことじゃない。
だってここ、男子部だよ!?
私が入学した創皇(そうおう)学園は全寮制。
男子の校舎と女子の校舎も分かれている。もちろん、寮も。
だから女子が男子部に入ることなんてめったにないし、その逆もあまりない。
文化祭とかイベントは例外だけど。
ついでに小学校から大学までエスカレーター式がほとんど。
私は高校からだけどね。
つ・ま・り。
私が迷子になってるのはぜんっぜん不思議じゃないってこと!
笹岡め……。
もう結構な時間が過ぎているのか、あまり人気がない廊下をうろうろする。
資料室がどこだかわからないのだから仕方がない。
まだ勝手もわからないのに面倒なことを押し付けた担任を恨んでると、
「どうしたの?君」
「どーしたんだよ、アンタ」
背後で二つの声が聞こえた。
さっきから何度目かわからない溜息をついてる私、高瀬 優貴(タカセ ユウキ)。
只今校舎で迷子中。
でもそれは不思議なことじゃない。
だってここ、男子部だよ!?
私が入学した創皇(そうおう)学園は全寮制。
男子の校舎と女子の校舎も分かれている。もちろん、寮も。
だから女子が男子部に入ることなんてめったにないし、その逆もあまりない。
文化祭とかイベントは例外だけど。
ついでに小学校から大学までエスカレーター式がほとんど。
私は高校からだけどね。
つ・ま・り。
私が迷子になってるのはぜんっぜん不思議じゃないってこと!
笹岡め……。
もう結構な時間が過ぎているのか、あまり人気がない廊下をうろうろする。
資料室がどこだかわからないのだから仕方がない。
まだ勝手もわからないのに面倒なことを押し付けた担任を恨んでると、
「どうしたの?君」
「どーしたんだよ、アンタ」
背後で二つの声が聞こえた。