Replicant・Lover's-L No.6
「こちらで再生されますか?」
いつもと違い落ち着き払ったというか、事務的な、何の感情もこもっていない口調。
「はい」
あたしは、それに頷く。
「あなたの名前を教えて下さい」
「リッカ」
「『リッカ』でよろしいですか?」
言葉もいつものレンとは違って、丁寧で違和感がある。
「はい」
それにも頷くと、登録は終了し、
「それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい」
レンが赤い眼を閉じ、起動する。
いつもと違い落ち着き払ったというか、事務的な、何の感情もこもっていない口調。
「はい」
あたしは、それに頷く。
「あなたの名前を教えて下さい」
「リッカ」
「『リッカ』でよろしいですか?」
言葉もいつものレンとは違って、丁寧で違和感がある。
「はい」
それにも頷くと、登録は終了し、
「それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい」
レンが赤い眼を閉じ、起動する。