Replicant・Lover's-L No.6
「う・た」

って、はっきり聞こえる様に答えた。

「歌?」

「そ、歌。次のライブの時に、唄うの。ジンの為に、ジンだけの歌」

あたしは、伸ばした両手を引き寄せて、その何もないの空間をあたしの身体ごと抱きしめた。

さすがのジンも、これならきっと落ちるはず!!

あたしの恋心を乗せたラブソング、絶対にいい!!
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