Replicant・Lover's-L No.6
「どうしてって……」
言い淀むレンの肩をポンとひとつ叩いて合図して、それからあたしに向かってジンが、
「一緒に行こう」
相変わらず落ち着き払った声は、あたしを完全に子供扱いしているように感じた。
「あんたなんか来なくていい、ひとりで行くし!!」
「あ、じゃあ、俺が一緒についてくよ、な、リッカ」
「レンも来なくていい!! ひとりにして」
レンの腕を振り払おうともがくけど、放してくれない。
言い淀むレンの肩をポンとひとつ叩いて合図して、それからあたしに向かってジンが、
「一緒に行こう」
相変わらず落ち着き払った声は、あたしを完全に子供扱いしているように感じた。
「あんたなんか来なくていい、ひとりで行くし!!」
「あ、じゃあ、俺が一緒についてくよ、な、リッカ」
「レンも来なくていい!! ひとりにして」
レンの腕を振り払おうともがくけど、放してくれない。