Replicant・Lover's-L No.6
それとは別に、さっき前を歩いていたTシャツの色黒の男があたしの両足のふくらはぎを抱える様にして、完全に車の中に押し込まれてしまう。

「ちょっとっ、ウソっ!?」

世界がぐらりと揺れて、色黒の男が車に乗り込むと、スライド式のドアがまだ開いたまま、車が発進を始める。

何、コレっ!!

どういう、状況っ!?


「リッカあぁぁぁっ!!」

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