Replicant・Lover's-L No.6
「誰だ?」

あたしとエルの間に割って入って、エルを威圧的に見下ろす。

「えっ? えっ? あのっ、Cerezoのエルだけど……」

戸惑いながら、エルが答える。

「せれっそ? どこの組織だ?」

「バンドよっ!!」

あたしは、そのでかくて邪魔な欠陥品の腰辺りに、ヒールの靴で思いっきり蹴飛ばした。

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