Replicant・Lover's-L No.6
ふいに、それまで微動だにしなかったジンが動き、飛んできた拳銃のグリップを握ってキャッチした。

その時には、レンが運転手の男を蹴り倒していた。

ずっと響き渡っていたサイレンがすぐ近くまで来て止まった。

それに反応して、ジンが振り返った。



そのジンは赤い眼をしていた。

< 250 / 277 >

この作品をシェア

pagetop