Replicant・Lover's-L No.6
その後は……
「リッカ、大丈夫か?」
ジンがあたしの前に片膝をついた。
拳銃を足もとに静かに置き、あたしの口に貼られたガムテープを一気にはがす。
「いたっ!!」
口の周りがヒリヒリする。
「すまない」
いつもの落ち着いた口調で謝り、右手であたしの手の拘束を外し始めた。
左腕は、だらりとして動かない。
顔を見上げると、いつもの無表情で眼だけが赤い。
ジンがあたしの前に片膝をついた。
拳銃を足もとに静かに置き、あたしの口に貼られたガムテープを一気にはがす。
「いたっ!!」
口の周りがヒリヒリする。
「すまない」
いつもの落ち着いた口調で謝り、右手であたしの手の拘束を外し始めた。
左腕は、だらりとして動かない。
顔を見上げると、いつもの無表情で眼だけが赤い。