Replicant・Lover's-L No.6
足取りも軽く廊下を行き、例の物をウメちゃんから受け取ろうと楽しみに、楽屋の扉を開けると、その光景が一番に目に入った。

「うそおぉぉぉっ!?」

「どしたの、リッカ?」

立ち尽くす私の肩に手をかけ、ヨシちゃんが楽屋をのぞきこんで、

「うわっ、また?」

と声をあげた。


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