お姫様の秘密 †入学編†
「悠ちゃん、ごめんね?あなたに相談なしに…勝手にこんな事決めちゃって…」

床に落ちている母の細い足には、無数の傷痕。

「でも、安心してね?悠ちゃんは私が絶対に幸せにしてあげる…」



そう言って、間は無かった。


「ーーーーーーーッ!!!!」


声にならない声が喉の奥から込み上げる。

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