お姫様の秘密 †入学編†
俺は門の取っ手に手をかけた。


ギィィィィィィィーッ…………。


大きく、重苦しい音が俺の周りを支配する。

こんなに大きい門なのに、開けるとなると結構軽い。


「うわっ、広っ!!!!」

門を開けると、
そこには…。

「…これ、庭………!?」


噴水。

一面の花。

見渡すかぎり、広い庭。


「…ここ、学校か…!?」

どっかの豪邸と言っても間違いじゃない様な広さ。

「…いやいや、アンジェリカ学園って書いてある…。あってるよな、ここで…」

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