お姫様の秘密 †入学編†
「あの…。ごめん!大丈夫ッ!?」

軽い絶望を覚えた俺の脳内から、女の子の声が聞こえた気がした…。

「あ、現実か」

「え」

一人意味の分からない事を口走りながら、のそりと起き上がった。

「あの、ごめんね??もしかして、頭打った??」

「もしかしなくても打ちました」

半ばキレ気味で言った。

「ごめんね…痛かった?」

「どこ見て歩いて……」


いたんだろう。

俺が。


「ごめんなさ……い」

「…ぁ、いゃ、…平気!全然平気!!」

「…本当?…良かったぁ!」


この子、

すっげーかわいい………


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