お姫様の秘密 †入学編†
「あはは!!自分の事、『俺』って言ってるんだ!びっくりした!個性的だね♪」


「…え??」


「あぁッ!!早く行こ!もう、30分前だよ!?」

「え、あ、そんな時間!?じゃ、行こうか?」

「うん!!」

そういうと彼女は 走りだした。

しばらくして、彼女は振り返ると、

「また、4月にこの学校で会おうねッ!!」

そういって、走り去った。


行けるかどうかわかんないんだけどね。

でも、高校で、またあの子に会えるなら…。


「…頑張ってみるかな」



俺は歩きだした。


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