お姫様の秘密 †入学編†
入学式まであと2日。
アンジェリカ学園の生徒は、寮生ののせいもあって、2日前からもう寮生活をしなくてはいかなかった。
「では、行って参りますわ」
完璧なるお嬢様言葉。
「たくさん勉強してくるのよ!?」
「母上、心配はいりませんわ?では、行って参ります」
心配事だらけだ、
と母は内心つっこんだだろう。
プルルルルルル…。
新幹線がゆっくりと進みだした。
母がいつまでも手を振っている…。
それが見えなくなると、席に向かって歩きだした。
席に座って、そうしばらく経たなかったと思う。
「どふッ☆☆☆☆☆☆☆☆」
俺は気絶した。