ぴゅあ☆ましゅまろ
第一話 仕組まれた出逢い
「ん〜っ、よく寝たあ!」
毎朝、私はカーテンの隙間から差し込んだ太陽の光で朝が来たのだと気づかされる。
……と爽やかに目覚めたいところだが、残念ながら私の部屋のカーテンは遮光カーテンだ。
間違っても、太陽光など差し込まない。
二度寝したいところだが、制服に颯爽と着替え一階へとエレベーターで降りた。
「お父様、おはようございますうぅ〜☆
今日も1日お仕事頑張ってくださいにゃん☆」
実の父親に向かってぶりっこしてみた。
父はみそ汁を母の顔面に向かって吹き出した。母の鼻の頭にわかめが乗っかった!
何か言いたげな両親を残して、家を出た。