ご主人様の仰せの通り!【短編】
むっ…?
廊下に司様らしき人間が…それに誰かと携帯で会話中
「あぁ…わかってるって…」
はっはぁーん、あの顔は絶対女だ!!
まったく懲りない奴…
「すぐ行くって…まったく、里奈は心配性だな…」
「昨日は越美さんじゃなかったんですか?」
すかさず口を挟む私を司様は睨んできた
「お前…なんで…」
「なんでって司様のためにお菓子を取り替えてきてあげたんですよ!!まったく…」
私は司様の携帯を取り、電源を切った
「何すんだよ!」
「何するって…私は司様のお世話役です!!司様が過ちを犯さないようにしつけするのが私の役目です。私を普通のメイドだと思わないでくださいね…?」
やっぱり、こいつに優しく接してあげる価値はなし!!
「…ったく、うるせぇメイド…」
「あぁ!?」